住宅購入の補助金制度〜住宅ローン控除編〜

どうも。

旦那コアラです。

すまい給付金編に続き、今回は住宅ローン控除について解説していきたいと思います。

住宅ローン控除の手続きはすまい給付金よりも、簡単です。

初年度のみ確定申告をする必要はありますが、サラリーマンであれば2年目以降は年末調整を提出するだけです。めちゃくちゃ簡単です。

私は3年前に住宅ローンを組んでマンションを購入し、現在住宅ローン控除を利用しています。おかげでサラリーマンの私は所得税は全額年末調整で返ってきますし、住民税は年間で2万ほどしか払っていません。10年間はこの恩恵を得ることができます。

めちゃくちゃお得ですよね。

そんな住宅ローン控除ですが詳細まで解説すると読んでいても訳分からなくなります。実際私がそうでした。まずは、ざっくりこういう制度なんだなと理解できるように説明します。

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目次

住宅ローン控除とは?

国税庁のホームページには下記のように記してありました。

住宅借入金等特別控除とは、個人が住宅ローン等を利用して、マイホームの新築、取得又は増改築等(以下「取得等」といいます。)をし、令和3年12月31日までに自己の居住の用に供した場合で一定の要件を満たすときにおいて、その取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除するものです。

要は住宅ローンを組んで購入した場合、住宅ローン残高に応じて税金を減額してくれるというありがたい制度です。

そもそもこの制度ができた経緯としては、現在の経済状況や消費税が上がっている中でも、住宅購入をしやすくするための国の施策です。

住宅購入をしたら必ず活用しましょう!!

住宅ローン控除額はいくら?

控除額は年末の時点でのローン残高の1%です。

例えば、年末時点で1000万円の住宅ローンが残っていれば10万円が税金から控除されます。

サラリーマンの方で控除といえば、よく年末調整で保険料控除を利用されている方が多いと思いますが、この保険料控除は課税所得から減税されるので返ってくる金額としては数千円ぐらいでそんなに多くないイメージがあると思います。

ただ、住宅ローン控除の場合は控除額がそのまま税額から引かれるので数十万と金額も大きくなります。

保険料控除10万円と住宅ローン控除10万円は同じ10万円でも全くインパクトが違います。

それぞれの控除の計算方法が下記です。

保険料控除

課税所得ー保険料控除額=課税所得×税率=税額
100万−10万=90万×10%=9万

住宅ローン控除     

課税所得×税率=税額ー住宅ローン控除額=税額
100万−10%=10万−10万=0

※実際の税率とは異なります。

少しややこしいですが、とにかく使わないと損、年末調整で返ってくる金額が保険料控除と比べるとたくさん返ってくるということです。

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実際の控除額=年末時点での住宅ローン残高の1%ではない!?

実際の控除額=年末時点での住宅ローン残高ではありません。

正しくは、

所得税+住民税−控除額(年末時点での住宅ローン残高の1%)=実際の控除額

※所得税と住民税が控除額を下回る分は控除されません。

つまり、控除額と実際に控除できる額は異なるケースがあるということです。

どういった場合かというと上記の※印の所得税と住民税が控除額を下回る場合です。

当初の私はこれを勘違いしていました。めちゃくちゃショックでした。

要は税金を納めている分からお返ししますよという制度であり、納めていない税金からはお返しできませんよという制度です。払っていないのに返ってくることはありません。

ですので実際の控除額は自分の所得税と住民税を知る必要があるということです。

ざっくり私のケースをご紹介すると住宅ローンは3000万以上ありますが、結論からいうとだいた20万しか実際に控除されていません。

年末調整で所得税分が返ってきて控除しきれなかった分は翌年の住民税に反映されます。ここも重要です。

もう一度言います。翌年の住民税から控除されます。

んーなんかややこしくなってきましたね〜。

とりあえず覚えておくのは、下記です。

  1. 年末時点の住宅ローン残高1%全額が年末調整では返って来ないケースあり
  2. 年末調整で控除しきれなかった分は翌年の住民税から引いてくれる
  3. ①と②の額を合わせても合わせても年末時点の住宅ローン残高1%に満たさない場合がある

住宅ローン3000万前後で年収500万円前後の世帯であれば、むしろ上記のケースに当てはまる世帯の方が多いかと思います。

まずは自分の所得税をいくら払っているのか計算してみましょう!

12ヶ月分全て正しく計算するのが面倒であれば、前月の給与明細の所得税を確認して12ヶ月でかけて、ボーナスの所得税を足してみましょう!! おおよその年間所得税が把握できます。

ちなみに私は10万ほどでした。そして住民税も10万ほどで合わせて約20万が住宅ローン控除で恩恵を受けている額です。

まとめ

いかがでしたか?

なんとなくの住宅ローン控除についてご理解いただけましたか?

実際は購入した時期や物件などにより控除額の限度額や期間が異なりますし、年収や配偶者控除、保険料控除などにより所得税や住民税によって控除できる額が変わってきます。

全て理解しようとするとすごく大変なのでざっくり20万くらいとか30万くらいとかを把握できれば、私の場合は10年間で受けれる恩恵は200万くらいかなーと予想が立てれます。

一度、ぜひ計算してみてください。

所得税の計算の仕方などを勉強できる良い機会になると思います。

少しでもこの情報が皆様のお役に立つことができれば幸いです。

xoxo..

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